ハート型の小さな葉が三枚。クローバー(シロツメクサ)とよく間違えられるが、こちらはカタバミ。葉の形をよく見ると、ハートが三つ集まっているのですぐ見分けられる。
酸っぱい葉のひみつ
噛むと酸っぱい。これはシュウ酸を含むため。学名 Oxalis も「酸っぱい」を意味するギリシャ語に由来する。昔の子どもは、この葉で十円玉(銅)をこすって ピカピカに磨いて遊んだ。シュウ酸が銅のくすみを落とすのだ。
夜は、おやすみ
夕方や曇りの日になると、カタバミは葉を閉じてうつむく。これは就眠運動と呼ばれる動き。光や時間に合わせて、葉をたたんで休んでいる。
種を弾き飛ばす
熟した実は、触れると種を勢いよく弾き飛ばす。この爆発的な種まきと、地をはう茎で、どんどん陣地を広げる。あまりの繁殖力に、武家の家紋「片喰(かたばみ)」として、子孫繁栄の縁起物にもなった。
酸っぱい葉を一枚。子どもの頃の味がする。